強化とは行動の後に起こる嬉しい出来事により、行動が増えることです。
宿題を頑張ったら先生に褒められた。
虫がいたから殺虫剤をかけたら虫がいなくなった。
このように行動の結果良いことあった/嫌なことがなくなったら、将来的にその行動が増加すると考えられます。
強化には
1)正の強化=結果に良いことがあったから行動が増える
2)負の強化=結果に嫌なことがなくなったから行動が増える
の2種類があります。
正の強化
正の強化とは、 行動の後に良いことがあり将来的に行動が増加することです。
例えば、宿題に頑張って取り組んだら先生に褒められた、という経験をしたとします。
宿題に頑張って取り組むことが行動で、褒められた、ということが結果です。褒められるというのは嬉しいことなので今後宿題に頑張って取り組むという行動は増えると考えられます=強化。
もう1つ例をみてみましょう。
あなたは新しく開店したハンバーガー屋さんでハンバーガーを注文したとします。そしたらものすごく美味しいハンバーガーを手に入れることができました。
その新しいハンバーガー店で注文するということが行動で、ものすごく美味しいハンバーガーを手に入れた、ということが結果です。ものすごく美味しいハンバーガーを手に入れたいうのは嬉しいことなので今後そのハンバーガー店でハンバーガーを注文するという行動は増えると考えられます=強化。
負の強化
負の強化とは、 行動の後に嫌なことが無くなることで将来的に行動が増加することです。
例えば、虫がいたので殺虫剤をかけたら虫がいなくなった、という経験をしたとします。
殺虫剤をかけるということが行動で、虫がいなくなった、ということが結果です。虫がいなくなったというのは嬉しいことなので今後虫がいた時に殺虫剤をかけるという行動は増えると考えられます=強化。
もう1つ例をみてみましょう。
あなたは外から聞こえてくる雑音がうるさいと感じました。窓を閉めたらその雑音がなくなりました。
窓を閉めるということが行動で、雑音が無くなった、ということが結果です。ものすごく雑音が無くなるというのは嬉しいことなので今後雑音があった時は窓を閉めるという行動は増えると考えられます=強化。
まとめ
行動を増やす強化について解説しました。
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Reference
応用行動分析学 – 2013/5/30
ジョン・O・クーパー (著), ティモシー・E・ヘロン (著), ウイリアム・L・ヒューワード (著), 中野 良顯 (翻訳)